日本大学芸術学部。略して日芸。人は「ニチゲー」と呼ぶ。
東大、早慶より魅力のある日芸！？およそ、サブカルチャーも含めた文化創造の環境のどこかには、必ず日芸出身者が関わっていると言っても過言ではない。
なぜ、日本大学芸術学部からは広くメディアに乗る人材、クリエイティブな人材が誕生していくのだろうか？一つの学部がこれほどまでにアイデンティティーを確立している「ニチゲー」とはいったい何なんだろうか？
本書ではそんな「ニチゲー」という特殊な教育機関・研究機関をさまざまな角度から検証していく。日芸卒業生であり第一線で活躍されている群ようこ氏、安西水丸氏、三遊亭白鳥氏、篠井英介氏、串田和美氏に「わが青春の日芸」と題してインタビュー。そこから浮かび上がる「ニチゲー力（りょく）」。一人一人が「夢」に向かって邁進するエネルギー、情熱。これこそ「ニチゲー力」であり、「ニチゲー」と呼ばれる所以なのである。