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スローフードの奇跡
おいしい、きれい、ただしい

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スローフードの奇跡
おいしい、きれい、ただしい

著者名
カルロ・ペトリーニ 著 / 石田雅芳
判型
四六判/並製
ページ数
320ページ
ISBN
978-4-384-02510-1 C0098
初版年月日
2009/11/20
定価
2,640円 (本体 2,400円+税)
ジャンル
実用
全世界で拡がる「スローフード」活動の創始者にしてスローフード協会会長であるカルロ・ペトリーニによる著書。
本来の「スローフード」とは何か、食品の質とは何か。「おいしい、きれい、ただしい」をキーワードに、世界の食の現場から、現状の問題と回答を日記形式で紹介。

いまこそ「食」を見直す。
地球環境のために、子どもたちのために。
世界を席巻したスローフード国際協会会長カルロ・ペトリーニが主張するスローフードの3つの基本原則「おいしい、きれい、ただしい」。
各国で翻訳され、絶賛を浴びたスローフーディストのバイブルともいえる書。

1 安心できない状況(安心できない状況;共通の運命、自然、人間、食 ほか)
2 ガストロノミーと新しいガストロノミー(ガストロノミー;新しいガストロノミー:その定義)
3 目的としての品質(おいしい;きれい ほか)
4 実行すべき三つのアイディア(教育について;共生産者 ほか)
5 実現する(ネットワークを作る;文化的変革、ガストロノモたちの世界に対する総括的ビジョン ほか)
全世界で拡がる「スローフード」活動の中心でスローフード協会会長の著作。本来の「スローフード」とは何か、食品の質とは何か。「おいしい、きれい、ただしい」をキーワードに、現状の問題と回答を、日記形式で紹介。

すっかりおなじみの「スローフード」という言葉は、そもそもイタリアのブラという片田舎からスタートしたNPO運動として、ファストフードによって全世界で味の均質化が起こっていることに危惧を抱いたイタリア人の人たちが、地元の食材と「食」にまつわる文化を大事にしようと1986年に取り組み始めたことに発している。現在、世界中に広まり、会員を持つ、その本家本元の、カリスマ的な人気をもつスローフード協会会長自身が、本来の「スローフード」とは何か、食の質は、食べ物の味覚的価値、環境的価値、倫理的価値「おいしい、きれい、ただしい」という3つの基準によって決められるのだということを説く。

第1章 現代のシステムによって失われていく食べ物~イタリアの地域で失われている食材の例

第2章 新しい「食の研究家」による生物学的、文化的、地理学的などの多角的考察~フィレンツェの食の研究家の例など

第3章 食の品質とは何か おいしさ、クリーンさ、正しいということ~インドの海老、緑のカリフォルニア

第4章 すべての人が食の研究家となるために~ニューヨークの味覚ワークショップ、モロッツォの祭りなど

第5章 新たな食のネットワークづくりの重要性~サンフランシスコの例、チャパス、ロックフェラー、プーリアの生産者たち、農民の高潔さについて

【著者紹介】
著者
カルロ・ペトリー二
1949年生まれ。トレント大学卒。1986年スローフード協会会長に就任。1989年スローフード宣言に調印後、カリスマ的なリーダーとなる。タイム紙の2004年「ヨーロッパのヒーロー」の中で「革新者」として選ばれる。スローフード協会の企画として、味の箱舟、イタリア・国際プレジディオ、スローフード賞、テッラ・マードレなどを推進。ポッレンツォとコロルノに食の大学を開設。主な著者「スローフード・バイブル」など。「世界のワインガイド」出版

翻訳
石田雅芳
1967年福島生まれ。2002年よりスローフード協会国際本部スタッフ。スローフードジャパン創立をサポート。2007年に帰国、スローフード・ジャパンの国際部長に就任。主な著書に「スローフード・マニフェスト」



*12月18日付『週刊読書人』に著者インタビュー掲載。
*11月17日(火) 読売新聞くらし・家庭欄で紹介されました。
*11月 8日(日) 日本経済新聞書評欄で紹介されました。

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著者紹介

カルロ・ ペトリーニ(カルロ・ ペトリー二)
石田 雅芳(イシダ マサヨシ)