[第1章]
アイデンティティを捜し求める人々
現代台湾社会を構成する人々 原住民の島から漢族の島へ
日本による植民地統治と皇民化政策 「二・二八事件」がもとらした本省人と外省人の対立
民主化運動の進展と台湾人意識の高揚
新たなる「台湾人アイデンティティ」を求めて
[第2章]
交錯する言語、揺れる民族意識
多言語社会はいかに形成されていったか 日本語教育の時代と言語の変化
台語に取り入れられた日本語 祖国復帰と国語普及運動の展開
戦後の国語教育がもたらした言語の混乱 民主化運動の進展と言語の復権
[第3章]
忘れられた民族・原住民の復権
パイワン族の村・三地門を訪ねて 都市原住民を取り巻く厳しい社会環境
異文化誤解の危険性を孕んだ原住民観光 九族文化村に見る漢族と原住民の関係
原住民運動の展開と原住民の未来
[第4章]
移りゆく風景と暮らしの中で
移り変わる台北の風景と暮らし 都市文化を担う新人類、新新人類
『非情城市』の町・九■でお茶を
[第5章]
神様、この人間てきなるもの
この世の万物に宿りたまう民族宗教の神々 神様、この人間的なるもの
玉皇上帝を頂点とした神々の官僚組
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