アクセス独和辞典第4

アクセス独和辞典 第4版

アクセス独和辞典 第4版

ドイツ語を学びたい、学び続けたい学習者を
徹底サポート!
厳選した使える見出し語7万語超、
進化する学習独和

在間 進編集責任

定価4,620円 (本体 4,200円+税)

アクセス独和辞典 第4版 8大特長

特長01見やすい

コーパスを使った頻度調査により見出し語を5段階に分類

  • 第3版ページ
  • 第4版ページ
特長02これは便利

最重要語は初学者に必要な情報を見つけやすくレイアウト

  • 第3版ページ
  • 第4版ページ
特長03よく分かる

sein, habenなどの超重要語は1段組でさらに見やすく

  • 第3版ページ
  • 第4版ページ
特長04新しい

見出し語を新たに2,000語追加

  • 第4版ページ
特長05定番

訳語・用例を全面的に見直し

  • 第3版ページ
  • 矢印
  • 第4版ページ
特長06Duden

つづりや発音には最新のドイツ語事情を反映

*出典
  • Duden. Die deutsche Rechtschreibung. 27. Aufl. Berlin. 2017.
  • Duden. Die deutsche Rechtschreibung. 28. Aufl. Berlin. 2020.
  • Duden. Das Aussprachewörterbuch. 7. Aufl. Berlin. 2015.
  • ※2017年版以降の正書法辞典では、「ケチャップ」のつづりはKetschupではなくKetchupに
  • ※2017年版の正書法辞典で大文字のßが導入された
特長07安心

巻末の文法用語解説、音声ページで総合的に学習をサポート

特長08ナイス

ペタンと開いて隅々まで読みやすい

  • 辞典 ペタンっと開く

書籍情報

アクセス独和辞典 第4版

アクセス独和辞典 第4版 在間 進編集責任

  • B6変型判/上製(函入)
  • 2,176ページ 2色刷
  • 2021年4月1日発売
  • 定価4,620円 (本体 4,200円+税)

『アクセス独和辞典 第4版』まえがき

『アクセス独和辞典 第4版』をお届けいたします.
今回の改訂に際し,私たち執筆者が第一に考えたことは,どのようにしたらみなさんから「アクセスを使ってよかった! 」と言ってもらえるかということです.

ドイツ語を学ぶみなさんがあっての私たちであり,独和辞典なのですから当然ですね.
私たちがこのような観点から辿りついた第一の結論は,初級段階の見出し語は,可能な限り 見やすく !わかりやすく! ということでした.したがって,まず,上位の見出し語1000語には,枠を設け, 2行幅の見出し語にし,その枠の中に最も基本的な語義と用例を記載することにしました.そして,それに関連する枠下の語義・用例も,従来のように「詰め込む」のではなく,一つひとつ改行を入れ,ゆったりとした感じのものにしました.また,特に,動詞seinやhabenなどの「最々重要語」は,参考書なみに1段組にして,細部にわたるまで,読み切れるように配慮しました.

第二の結論は,中級・上級者用に,時代の変化に即した新しい見出し語をしつかり検討した上で追加することです. どのようなよい辞書も,例えば100年前の辞書は「古書」に分類されます.言語は,社会状況の変化に応じて変わる宿命を背負っているのですから, それも当然のことですね. しかし,ただ「新語」と言うだけで辞典の見出し語にするわけにはいきません.「新語」の中には,長く使われ続けられるものもあれば,すぐに廃れてしまうものもあります.無限に近い収録能力を持つ電子媒体とは異なり,見出し語数に限界のある紙の辞書の場合は,念には念を入れて,さまざまな観点から追加する新語の選択を検討する必要があります.今回の改訂では,このような考えに基づいた検討結果として,約2000語の新たな見出し語を追加しました.

中級・上級者用の, もう一つの,従来と異なる対応は,最重要語の細則的な文法情報を見出し語の枠内の注として記載し, 目立つように配慮したことです.重要語であればあるほど,使用上の規則は複雑さを増してくるからです.

第三の結論は,大規模コーパスや検索エンジンの開発によって可能になった言語データの収集・分析に基づき,全体の記述を見直すことです.みなさんが独和辞典を手元に置き,頁をめくるとするならば,それは,第一に,ドイツ語と関わる中で何か未知の語,語句などに出会い,それに関する情報を得るためだと思います.そうであるならば,「よい」独和辞典は,みなさんがこのような状況の中で知りたいと思う情報を「すばやく」提示できるものと言えます.そのためには,個々の見出し語において,最も使用される語義や用法が何かを知る必要があります.そしてそれに応える術(すべ)を与えてくれるのが大規模コーパスであり,優れた検索エンジンなのです.

このような情報は,かつては,教師の経験に頼るしか方法はなかったのですが,現在は, IT技術の進歩もあり,以前と比べようもないほどドイツ語の実際の使用状況を知ることが可能になりました.本書の巻末に使用したコーパスなどのリストを掲載しておりますが, このような研究に携わった人々には感謝しても感謝しきれないものがあります.

最後になりますが, ドイツ語学習上のいちばんの難関は,動詞の人称変化や名詞・形容詞・冠詞類などの格変化と言われることを考慮し,巻末に記載していた,この種の変化形が一覧できる「変化表」を充実させるとともに,辞書本体の記述を補完する「文法用語一覧(説明付き)」を,新たな試みとして追加しました.

今, このような形で「アクセス独和辞典」を世に送り出せるのも, 日本における独和辞典作りの先駆的業績があってのことであることは言うまでもありませんが, しかし, もしこの「アクセス独和辞典」が従来の枠を超えるものになり得ていたとしたら(私たちはそう心から望むものでありますが),それは多くの人の熱意に支えられてのことです.特に,「辞書は継続的な改訂が必要」との熱い想いのもと,「アクセス独和辞典 第4版」作成を強力に推し進めてくれた三修社社長の前田俊秀氏,(本来なら, どれほどの熱意も持って私たちを支えてくれたかについても書くべきですが)第3版に引き続き編集を担当された菊池暁さん,伊吹和真さん,清水邦子さんに心から感謝申し上げます.

また,校正,細かなレイアウトの調整のみならず,使用者の観点からさまざまな提言をするなど,執筆者以上に情熱をもって作成に関わってくれた吉羽里恵さん,若松宣子さん,鍵谷優介さん,水野美沙さん,朝日則子さん,山本雄仁さん,中山清楓さん,検見崎紗江さんにも心からお礼を申し上げたいと思います.

2021年1月
編著者一同

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執筆者一覧

  • 執筆者
  • 編集責任
  • 在間 進 (東京外国語大学名誉教授)
  • 編集委員
  • 井口 靖 (三重大学)
  • 恒川 元行 (九州大学名誉教授)
  • 黒田 廉 (富山大学)
  • 渡辺 伸治 (大阪大学)
  • 大薗 正彦 (静岡大学)
  • 田中 雄次 (熊本大学名誉教授)
  • 能登 恵一 (岩手大学名誉教授)
  • 山田 善久 (岐阜協立大学名誉教授)
  • 編集補佐
  • 工藤 愛 (東京都立大学非常勤)
  • 今道 晴彦 (広島大学)
  • 時田 伊津子 (日本大学)
  • カン ミンギョン (東北大学)
  • 磯部 美穂 (信州大学)
  • 編集・執筆
  • 畔上 泰治 (筑波大学)
  • 池内 宣夫 (大分大学名誉教授)
  • 大友 展也 (岩手大学)
  • 金子 元臣 (大阪大学名誉教授)
  • 河合 節子 (日本獣医生命科学大学名誉教授)
  • 佐藤 修子 (北星学園大学名誉教授)
  • 瀬川 真由美 (麗澤大学)
  • 竹内 宏 (鹿児島大学)
  • 田畑 雅英 (相模女子大学)
  • 田畑 義之 (九州大学)
  • 長澤 崇雄 (名城大学)
  • 中村 哲夫 (元大分大学)
  • 橋本 政義 (京都外国語大学)
  • 山口 春樹 (岩手大学名誉教授)
  • 湯浅 博章 (京都大学非常勤)
  • 吉井 巧一 (琉球大学名誉教授)
  • 荻野 蔵平 (熊本大学名誉教授)
  • 亀ヶ谷 昌秀 (中央大学非常勤)
  • 久保川 尚子 (Realschule Cuxhaven)
  • 佐藤 清昭 (浜松医科大学名誉教授)
  • 志田 裕朗 (京都外国語大学名誉教授)
  • 白井 宏美 (FCL(次世代コミュニケーション研究所))
  • 永岡 敦 (元獨協大学非常勤)
  • 納谷 昌宏 (元愛知教育大学)
  • 成田 節 (東京外国語大学)
  • 橋本 兼一 (TOMAS)
  • 洞澤 伸 (岐阜大学)
  • 堀口 里志 (福岡教育大学)
  • 森田 一平 (滋賀医科大学)
  • 山川 和彦 (麗澤大学)
  • 湯淺 英男 (神戸大学名誉教授)
  • 吉田 和比古 (新潟大学名誉教授)

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