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ヘルタ・ミュラー短編集
澱み

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ヘルタ・ミュラー短編集
澱み

著者名
ヘルタ・ミュラー 著 / 山本浩司
判型
四六判/上製
ページ数
244ページ
ISBN
978-4-384-04349-5 C0097
初版年月日
2010/10/30
定価
2,090円 (本体 1,900円+税)
ジャンル
文芸 > 文学 / 文芸
2009年ノーベル文学賞受賞者ヘルタ・ミュラーの第一短編集。1982年にブカレストで発表された本書だが、チャウシェスク独裁政権下の抑圧された人々の生活をユーモアある筆致で表現している。『弔辞』『シュワーベン風呂』『家族の肖像』など、表題含む19編の短編集。

この作品を書かなければ、ヘルタ・ミュラーは独裁制のなかで文字通り生き延びられなかっただろう。これが西側で高く評価されたので、シュタージ(秘密警察)も手が出せなくなった。(訳者あとがきより)

目次

弔辞 4
シュワーベン風呂  12
家族の肖像 14
澱み 17
熟れすぎた梨の実 131
焼けつくようなタンゴ 143
窓 150
マッチ箱を手にする男 156
村の年代記 159
髪型も口髭もドイツ式で 174
長距離バス 178
母、父、男の子 185
あの五月には 190
道路清掃の男たち  195
意見 197
インゲ 201
ヴルッチュマンさん 209
黒い公園 215
仕事日 218

訳者あとがき 220

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著者紹介

ヘルタ・ ミュラー(ヘルタ・ ミュラー)
山本 浩司(ヤマモト ヒロシ)