三修社 SANSHUSHA

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黒焦げの水筒

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黒焦げの水筒

著者名
ジェリー・イエリン 著 / 巻口勇次 訳 / 巻口勇一郎
判型
四六判/並製
ページ数
440ページ
ISBN
978-4-384-02832-4 C0097
初版年月日
2010/11/15
定価
2,640円 (本体 2,400円+税)
ジャンル
文芸 > ノンフィクション
先の太平洋戦争を題材とした本書は、ジョン・レノンの妻オノ・ヨーコ氏が推薦する人道主義と平和主義に基づくノンフィクション小説である。また静岡における例年の日米合同慰霊祭で平和のシンボルとして使われ、この歴史小説の表題とともなっている「黒焦げの水筒」は、戦争末期に静岡の上空で墜落死した本書の登場人物の遺品である。 <訳者あとがきより>


国境を越えた平和への祈り --オノ・ヨーコ氏 推薦文--

 これは、今から60年以上も前、第二次大戦、日本とアメリカが戦っていた頃の話です。
 太平洋に浮かぶグアム島から123機の米軍機が飛び立ち、日本の富士山の麓にある地方都市、静岡を爆撃しました。この爆撃によって、市街地の3分の2が破壊され、2000名の市民の尊い命が奪われました。この最中に2機の米軍機が空中衝突を起こし、23名の米兵の命も奪われました。戦争の末期、1945年6月20日の出来事でした。
 この墜落した23名の米兵の亡骸は、この爆撃の犠牲となった市民の共同墓地の隣に、ひとりの日本の市民の手によって、敵味方の分け隔てなく、手厚く埋葬され、そこに追悼の碑が置かれました。そして月日が流れ、1971年、そのことを知ったもうひとりの市民が毎年、6月20日に一番近い土曜日に、この追悼の碑の前で犠牲となった米兵の冥福に祈りを捧げることをひとりで始めました。そして、いつしかこの行ないは人々の共感を呼び、平和を祈る日として人々の間に広がっていきました。
 2006年、このセレモニーに犠牲となった米兵の遺族が招かれ、そのことがきっかけになって、この祈りの輪がアメリカにも広がっていきました。かつて、敵味方に分かれて戦った日本とアメリカ。60年以上も前の一人の市民の敵味方の分け隔てない行ないが、今や、国境や国籍を越えて、平和の大切さをアピールする日米市民の祈りの運動に発展し、日米の市民の絆が深まっています。

 このような美しいエピソードを知らせていただいて、長年にわたって平和運動を行ってきた私は深く胸を打たれました。このエピソードを、ぜひ世界の多くの人々に知っていただきたいと思っています。

2008年2月 イマジン・ピース  オノ・ヨーコ

目次

プロローグ
第一部 1941年
第二部 1942年から1945年まで
第三部 1946年から現在まで
エピローグ
訳者あとがき

読者レビュー

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著者紹介

ジェリー・ イエリン(ジェリー・ イエリン)
巻口 勇次(マキグチ ユウジ)
巻口 勇一郎(マキグチ ユウイチロウ)