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『ファウストゥス博士』研究
ドイツ市民文化の「神々の黄昏」とトーマス・マン

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『ファウストゥス博士』研究
ドイツ市民文化の「神々の黄昏」とトーマス・マン

著者名
下程息
判型
A5判/上製(函入)
ページ数
560ページ
ISBN
978-4-384-01067-1 C1098
初版年月日
2000/11/15
定価
12,960円 (本体 12,000円+税)
ジャンル
専門書・研究書 > 文学
マンの転向は,バランスの回復という自己の文学のキーワードの確認と再生を意図するものではなかったか。時代の危機に対して創作を通じて対決しようとする姿勢を崩さなかったマンのナチズム批判。この2つの視点から『非政治的人間の考察』を序幕とする市民文化の「神々の黄昏」の最終幕となった『ファウストゥス博士』を考察する。

目次

第1章 『非政治的人間の考察』──『ファウストゥス博士』の前奏曲
  1 ドイツ精神の西欧化
  2 精神の政治化
  3 非政治的芸術家
  4 『考察』のキーワード
第2章 ワイマル時代
  1 『考察』の問題意識の展開
  2 進歩と反動のラディカリズム
  3 「ドイツ共和国」の理念
  4 ロマン主義批判
  5 『魔の山』のヒューマニズム
第3章 亡命
  1 1933年のヴァーグナー講演
  2 亡命生活
第4章 『ファウストゥス博士』
  1 自叙伝的長編小説
  2 文明批評としての音楽論
  3 デモーニッシュな密封世界
  4 悪魔との契約
  5 十二音技法・魔法陣
  6 『デューラーの木版画による黙示録』
  7 『ファウストゥス博士の嘆き』
  8 作品のキーワード
  9 トーマス・マン文学の位置づけ

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著者紹介

下程 息(シタホド イブキ)