第1部 迷宮のドラマトゥルギー
序論
第1章 デュレンマットの現実認識
(1)「迷宮としての世界」
(2)推理小説からアンチ推理小説へ
『裁判官と死刑執行人』
『嫌疑』
『約束』
第2章 グロテスクな悲劇としての喜劇
(1)「ストーリーの喜劇」
(2)グロテスク論の検討
(3)バフチンによるグロテスクなモチーフ
開かれた肉体
カーニバル的戴冠と奪冠
(4)『老貴婦人の訪問』
(5)『巫女の死』
第3章 ファナティシズムの否定
(1)ファナティシズムとニヒリズム
(2)『ミシシッピ氏の結婚』
(3)『フランク5世』
(4)『物理学者たち』
第4章 ニヒリズムの否定
(1)『流星』
(2)『再洗礼派』
第5章 「勇気ある人間」
(1)デュレンマットと不条理の演劇
(2)『ロムルス大帝』
(3)『天使がバビロンにやって来た』
(4)『ヘラクレスとアウゲイアスの牛舎』
結論
第2部
補章
F.デュレンマットの短編小説『故障』について
鏡の中のテーセウス
循環する物語としての『混迷の谷』
「イローニッシュな主人公」とし
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