個人民事再生手続きとは、破産することなく経済状況を立て直す手続きです。簡単に言うと「法律の規定によって債務額を圧縮し、裁判所が認可した返済計画(再生計画)に基づいて何年かかけ返済していく」という手続です。しかし手続きはかなり複雑で、再生計画を履行し続けるには強い意志が必要であるなど、決して債務者に一方的に有利な手続ではありません。この複雑な民事再生手続きを法律の知識のない人でも理解できるようわかりやすく説明しています。小規模個人再生、給与所得者等再生、住宅ローンの特則についてのしくみや手続き、書式についても解説しています。
改訂にあたり貸金業法などの法改正や最新の実務動向を踏まえて内容をさらに充実しました。