漢字はその形と意味だけでなく、その音（おん）も朝鮮、日本、ヴェトナムに伝わり、中国の主要な言語（漢語）としての漢文が、それらの国で用いられた。さらには漢字からなる多くの単語（漢字語）がそれらの国に流入し、漢字を組み合わせた新たな単語が作られた。その国々の言語に対する漢字の影響は計り知れないものがある。本書は、朝鮮語における漢語の存在を日本語と比較しながら説明した、中級レベルの学習者に最適な一冊。