「単語もある程度は知っているし、基本的な文法もわかっている。それなのに、英語でのコミュニケーションに自信が持てない」、これはなぜなのでしょうか? それは、単語や文法の知識を実際のコミュニケーションの場面(文脈)の中で活用する方略的能力が欠けている、つまり、コミュニケーション・ストラテジーが不足しているからなのです。
コミュニケーション・ストラテジーというと難しそうに聞こえますが、私たちのだれもが日本語では普通にやっていることです。例えば、相手の言っていることが分からなかったら、聞き返す、といったこと。それを、英語で話すときには、どこにポイントをおけばいいのか、本書ではそのコツをやさしく紹介します。
「単語をド忘れしてしまった」、「言い間違えてしまった」、「言いにくい内容を切り出さなければならない…」、「相手の意見はいいと思うけど、全面的に賛成な訳ではない…」などなど、そんな時に使える英語らしい対応方法、英語での切り抜け方や考え方のコツをぜひ本書で学んでください。あなたの英会話の実力がしっかり発揮できるようになるはずです。
新装版の刊行にあたり、本書の例文・会話例の音声を用意しました。ダウンロードならびにストリーミング再生でご利用いただけます。この1冊を読破して、コミュニケーション・ストラテジーを理解するとともに、音声を利用して実際に聞き・話す練習にもチャレンジしてみてください。
本書を通じて、ネイティブ以上の会話上手を目指しましょう。
第1章 聞き上手になろう!
1. ピンポイントで聞き返そう
2. 正しい方を相手に選択させる
3. 上手なあいづちの打ち方
4. 気持ちが伝わる形容詞を使おう
5. 助動詞を使いこなしてニュアンスを伝えよう
6. 繰り返しで共感しよう
7. 積極的に質問しよう
コラム(1) 会話は省エネで
第2章 困ったときはこう切り抜けよう!
1. つなぎ語をうまく使おう
2. 知らない単語を言い換える① -withを使って-
3. 知らない単語を言い換える② -現在分詞を使って-
4. 知らない単語を言い換える③ -過去分詞を使って-
5. 知らない単語を言い換える④ -関係代名詞を使って-
6. 構文を変えてみる① -beを動詞と一般動詞-
7. 構文を変えてみる② -節から句へ-
コラム(2) 会話のコスト
第3章 こうすればわかりやすくなる!
1. 会話の土台づくりをしよう
2. 枠組みを作って話そう
3. 例をあげて具体的なイメージを伝えよう
4. 情報を具体的にしよう
5. 別のフレーズ(句)で言い換えてみよう
6. 繰り返しの使い方
7. 比較して違いを引き立てる
コラム(3) 会話の構成
第4章 相手の気持ちに配慮するには?
1. 言いにくいことを切り出す
2. 反対するときは控えめに
3. 同意するときは強調して
4. 依頼するときは丁寧に
5. 誘いをうまく断るには
6. 気持ちの強弱を自在に表現しよう
7. 仮定法を使いこなす
コラム(4) 英語のポライトネス
第5章 ビジネス場面の実例で鍛えよう!
1. アクティブ・リスナーの実例
2. 英語が出てこない場合の実例
3. 相手にわかりやすく伝える場合の実例
4. 相手の気持ちに配慮した場合の実例
5. 助動詞を使いこなしてニュアンスを伝えよう
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