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エリザベス朝演劇と娯楽文化

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  • 書籍版

エリザベス朝演劇と娯楽文化

著者名
篠崎 実 編著 / 中野春夫 編著 / 岩田美喜 著 / 末廣 幹 著 / 土井雅之 著 / 丹羽佐紀 著 / 松岡浩史
判型
四六判/上製
ページ数
272ページ
ISBN
978-4-384-06162-8 C3089
初版年月日
2025/05/29
定価
4,510円 (本体 4,100円+税)
ジャンル
専門書・研究書 > その他

娯楽コンテンツとしてのエリザベス朝演劇

16、17世紀のイングランドにおける娯楽文化であった大道芸、熊いじめ・牛いじめ、売春業、飲食業、小唄、ギャンブル、見世物としての狂気は、同時代の演劇にどう描かれ、そして演劇はそれら娯楽文化にどのような影響を与えたか。娯楽文化と演劇文化のネゴシエーションを活写する論集。

目次

まえがき 篠崎 実

序章 イントロダクション 
エリザベス朝イングランド社会の娯楽文化
中野春夫

第一章 大道芸
『ヴォルポーネ』と大道薬売りのパフォーマンス
篠崎 実

第二章 熊いじめ・牛いじめ
シェイクスピア劇における熊いじめのイメージとその射程
岩田美喜

第三章 買春
『尺には尺を』における不可視の売春と可視化される娼婦
末廣 幹

第四章 飲食店業
ロンドンの飲食店文化から考えるクイックリーのタヴァーンとその客たち
土井雅之

第五章 小唄
エリザベス朝演劇の小唄
中野春夫

第六章 ギャンブル
『女よ、女に心せよ』におけるチェスと仮面劇の関係――家父長制からの解放と偶然の誤算
丹羽佐紀

第七章 怪物・狂気
狂気の見世物、見世物の狂気――『リア王』におけるベドラム慈善院の表象
松岡浩史

・索引
・執筆者紹介

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著者紹介

篠崎 実(シノザキ ミノル)
千葉大学名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科英語英米文学専攻修士課程修了。東京大学教養学部助手、東京工業大学工学部助教授、千葉大学文学部教授を歴任。編著書『リチャード二世』(大修館書店、2022年)、共著書に『シェイクスピア・ハンドブック』(新書館、1994年)、『シェイクスピア案内』(研究社、2007年)。
中野 春夫(ナカノ ハルオ)
学習院大学教授。東京大学大学院人文科学研究科英語英米文学専攻博士課程単位取得退学。埼玉大学教養学部助教授を経て現職。著書に『恋のメランコリー』(研究社、2008年)、『シェイクスピアの英語で学ぶここ一番の決めゼリフ』(マガジンハウス、2002年)、共著に『シェイクスピアと演劇文化』(研究社、2012年)、訳書に『魔術の帝国、ルドルフ二世とその世界』(平凡社、1988年)など。
岩田 美喜(イワタ ミキ)
立教大学教授
末廣 幹(スエヒロ ミキ)
専修大学教授
土井 雅之(ドイ マサユキ)
関西学院大学准教授
丹羽 佐紀(ニワ サキ)
鹿児島大学教授
松岡 浩史(マツオカ ヒロシ)