大学1年生を主な読者対象とし、外国語や異文化を学ぶことについて、さまざまな分野からの視点を簡潔かつ具体的に示します。言語・コミュニケーション・文化を研究することで、どのように新しい世界が開けていくのかを、各分野の専門家がわかりやすい文章で紹介。「与えられた知識を学ぶ」段階から、「自ら調べて新しい知を獲得する」姿勢へと導き、学びの視野を広げます。
巻末には「読書ガイド」を設け、さらなる探究へのきっかけも提示。外国語や異文化に関心を持つすべての人が、繰り返し手に取り、新たな発見を得られることを目指しています。
はじめに
Part I:外国語を学ぶ
1. 世界はさまざまなことばに充ちている──バベルの塔から降りて世界を広げよう
2. 英語
3. 韓国語(コリア語)
4. 中国語
5. スペイン語
6. フランス語
7. ドイツ語
8. スラヴ語
Part II:ことばを学ぶ
1. ことばの研究──文体論で探る英語の手触り
2. ことばの習得──第二言語習得
3. ことばの多様性
4. ことばの起源を探る
5. ことばとコミュニケーション──談話分析
6. 文学のことば
7. 身体とことば──ことばは身体から創られる
8. 映像とコミュニケーション──学生によるドキュメンタリーの制作とその面白さ
9. テクストと批評
10. 思想とテクスト
Part III:文化を学ぶ
1. カルチュラル・スタディーズ──「文化を研究する」とはどういうことか
2. 文学が映し出す社会
3. 宗教と文化──「文化」や「宗教」について多角的に考えてみる
4. 文化と歴史──異文化理解に向けた歴史認識の問題を考える
5. 資源化される文化──文化のダイナミズムを考える
6. 演劇と文化──ポスト・コロナの時代に演劇を研究すること
7. 飛ぶことをやめない鳥を訪ねて──ミュージアム空間の時間旅行
8. 演劇と文化──環境から見るドイツの文化と歴史
9. マイノリティとジェンダー
Part IV: 異文化としての日本
1. 国ごとのユニークさ──「外国」から見た日本/「日本」から見た「外国」
2. ストーリーの力──日本人にとっての英語学習
3. 「おたく」の倫理観──ササキバラ・ゴウと考える
4. 文化交流から見る日本と韓国──韓流に寄せて
5. 多様性を歩く──東京のエスニックタウンを巡る文化の旅
読書ガイド
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