~ 終わりのない旅。「決定版にして真実」のドン・フアン物語 ~
『ベルリン・天使の詩』の脚本でも知られるドイツ語文学界の重鎮、ペーター・ハントケの最新小説を邦訳。
物語の舞台は、5月の、パリ近郊のポール・ロワイヤル・デ・シャンの庭。そこで宿屋を営む「私」によって語られる、7日間に渡って繰り広げられるドン・フアンと女たちとの物語。
「物語る」ドン・フアン、父親であり「孤児」であるドン・フアン、「誘惑者ではない」「誠実な」ドン・フアン、「哀しみ」にひたされたドン・フアン、殺人など禍々しいもの、あるいは「きわどい細部」とは何も関わるところのないドン・フアン。どこを取っても未聞のドン・フアンだが、それでもドン・フアンの物語なのだ。(訳者あとがきより)
2019年のノーベル文学賞をペーター・ハントケ氏が受賞されました。
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