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イギリス文学と映画

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イギリス文学と映画

著者名
松本 朗 編集責任 / 岩田美喜 共編 / 木下 誠 共編 / 秦 邦生 共編
判型
A5判
ページ数
408ページ
ISBN
978-4-384-05930-4 C0098
初版年月日
2019/10/15
定価
3,520円 (本体 3,200円+税)
ジャンル
専門書・研究書

〈文学〉と〈映画〉、クリエイティヴな〈翻案〉の歴史を読み解く

〈文学〉と〈映画〉との長く複雑な関係性、二者の交錯と葛藤が生み出した、クリエイティヴな〈翻案〉の歴史を読み解く。イギリス文学と映画との多様な関係を、アダプテーション研究の立場から精密に読解する。代表的イギリス文学作品とその映画版との比較研究を行う第1部と、一定のテーマやジャンルの観点から複数の作品を論じる第2部、そして全12のコラムから構成。『ハムレット』、『高慢と偏見』、『嵐が丘』などの古典から、近年の『わたしを離さないで』や『SHERLOCK』まで、多くの作品を紐解く。


【編集責任】

松本朗(上智大学文学部教授)

【共編者】

岩田美喜(立教大学文学部教授)

木下誠(成城大学文芸学部教授)

秦邦生(青山学院大学文学部准教授)

【執筆者】

板倉厳一郎(関西大学文学部教授)

猪熊恵子(東京医科歯科大学准教授)

大久保譲(専修大学文学部教授)

小川公代(上智大学外国語学部教授)

唐澤一友(立教大学文学部教授)

川崎明子(駒澤大学文学部准教授)

桒山智成(京都大学大学院人間・環境学研究科准教授)

小山太一(立教大学文学部教授)

高桑晴子(お茶の水女子大学准教授)

武田将明(東京大学大学院総合文化研究科准教授)

田中裕介(青山学院大学文学部准教授)

中井亜佐子(一橋大学大学院言語社会研究科教授)

長島佐恵子(中央大学法学部教授)

中山徹(一橋大学大学院言語社会研究科教授)

松井優子(青山学院大学文学部教授)

溝口昭子(東京女子大学現代教養学部教授)

武藤浩史(慶應義塾大学法学部教授)

吉田直希(成城大学文学部文芸学部教授)

目次

もくじ

序章いま、新たに「イギリス文学と映画」を学ぶために
秦 邦生
第1部
1オリヴィエの『ハムレット』とシェイクスピアのことば
桒山 智成
コラム1 近年のシェイクスピア映画(岩田 美喜)
2疾走するフライデー、あるいは映像の誘惑
ルイス・ブニュエルによるダニエル・デフォー『ロビンソン・クルーソー』のアダプテーション
武田 将明
コラム2 スコットランドの文学と映画(松井 優子)
3反復と差異の歴史性
ヘンリー・フィールディングの『トム・ジョウンズ』とトニー・リチャードソンの『トム・ジョーンズの華麗な冒険』
吉田 直希
コラム3 詩と詩人と映画(岩田 美喜)
4ポストフェミニズム時代の文芸ドラマ
ジェイン・オースティン『高慢と偏見』と1995年版BBCドラマ
高桑  晴子
コラム4 文学アダプテーションとテレビドラマ(高桑 晴子)
5呼びかける声に応えて/抗って
シャーロット・ブロンテとキャリー・フクナガの『ジェイン・エア』
木下 誠
6二種の音楽によるエミリー・ブロンテ『嵐が丘』のラブストーリー化
ウィリアム・ワイラー監督『嵐が丘』
川崎 明子
7「古さ」と「新しさ」のせめぎ合い
チャールズ・ディケンズとデイヴィッド・リーンの『大いなる遺産』
猪熊 恵子
コラム5 D・H・ロレンスと映画(武藤浩史)
8手の物語
アーサー・コナン・ドイル『緋色の研究』と『SHERLOCK』 第 1 話「ピンク色の研究」
大久保 譲
9メロドラマ性とメタ・メロドラマ性の相克
トマス・ハーディ『ダーバヴィル家のテス』とロマン・ポランスキー監督『テス』
松本 朗
コラム6  ヘリテージ映画(松本 朗)
10盗まれた写真
オスカー・ワイルド『ウィンダミア卿夫人の扇』のルビッチ版における性愛と金銭
田中 裕介
コラム7 LGBTと文学・映画(長島 佐恵子)
11複製技術時代の〈作者の声〉
ジョウゼフ・コンラッドの『闇の奥』からフランシス・コッポラ監督の『地獄の黙示録』へ
中井 亜佐子
12イライザの声とそのアフターライフ
ジョージ・バーナード・ショー『ピグマリオン』から『マイ・フェア・レディ』に至るヒロイン像の変遷
岩田 美喜
コラム8 イギリス映画のなかの移民たち(板倉 厳一郎)
13死(者)の労働
ジョン・ヒューストンの『ザ・デッド』はジェイムズ・ジョイスの「死者たち」のテクスチュアリティにどこまで忠実であるのか
中山 徹
14擦れ違いの力学
グレアム・グリーンの『権力と栄光』とジョン・フォードの『逃亡者』
小山 太一
コラム9 南アフリカ英語文学は「南アフリカ英語映画」になる?(溝口 昭子)
15敵のいない戦場、死者のいない都市
J・G・バラードとスティーヴン・スピルバーグの『太陽の帝国』
秦 邦生
16遅れてきた作家主義者
『贖罪』(イアン・マキューアン)の翻案としての『つぐない』(ジョー・ライト監督)
板倉 厳一郎

第二部
1舞台から映画へ
ミッシング・リンクとしての19世紀大衆演劇
岩田 美喜
コラム10 現代劇作家と映画脚本(岩田 美喜)
2時間旅行から「ポストヒューマン」まで
イギリスSF小説の伝統と映画の交錯
秦 邦生
コラム11 中世英文学を題材にした映画に見られる「中世性」(唐澤 一友)
3ゴシック小説からゴシック映画へ
《怪物》の示しうるもの
小川 公代
コラム12 中世英文学とファンタジー文学・映画(唐澤 一友)

資料
映画用語集
索引(作品名、人名)

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著者紹介

松本 朗(マツモト ホガラ)
*第1部第9章、コラム6
上智大学文学部教授。論文に“An Asian Mary Carmichael? Yuriko Miyamoto and A Room of One’s Own,” (Jeanne Dubino and Pauline Pajak, ed. The Edinburgh Companion to Virginia Woolf and Contemporary Global Literature, Edinburgh UP, forthcoming)、「ミドルブラウ文化と女性知識人――『グッド・ハウスキーピング』、ウルフ、ホルトビー」(『終わらないフェミニズム』研究社、2016)、共著に『ポスト・ヘリテージ映画――サッチャリズムの英国と帝国アメリカ』(上智大学出版、2010)などがある。
岩田 美喜(イワタ ミキ)
*第1部第12章、第2部第1章、コラム1、コラム3、コラム10
立教大学文学部教授。単著に『兄弟喧嘩のイギリス・アイルランド文学』(松柏社、2017)、論文に“The Disappearance of London from the Early Eighteenth-Century London Stage” (Barnaby Ralph, et al. ed. London and Literature, 1603-1901, Cambridge Scholars, 2017)、“Brothers Lost, Sisters Found: The Verbal Construction of Sisterhood in Twelfth Night” (Shakespeare Studies, 2019)などがある。
木下 誠(キノシタ マコト)
*第1部第5章
成城大学文芸学部教授。単著に『モダンムーヴメントのD・H・ロレンス――デザインの20世紀/帝国空間/共有するアート』(小鳥遊書房、2019)、共著に『ポスト・ヘリテージ映画――サッチャリズムの英国と帝国アメリカ』(上智大学出版、2010)、共編著に『愛と戦いのイギリス文化史 1900-1950年』(慶應義塾大学出版会、2007)などがある。
秦 邦生(シン クニオ)
*序章、第1部第15章、第二部第2章
青山学院大学文学部准教授。共編著に『終わらないフェミニズム』(研究社、2016)、共訳にフレドリック・ジェイムソン『未来の考古学1・2』(作品社、2011-12)、論文に“The Uncanny Golden Country: Late-Modernist Utopia in Nineteen Eighty-Four” (Modernism/modernity Print Plus, 2017)などがある。