外国語教育の置かれた状況を確認し、今に至る歴史を振り返り、これからの外国語教育について考えます。大学だけにとどまらず、初等中等教育での外国語授業について、背景にある考えもひもとき、生徒・学生が社会に出ても使える能力を身につけられるようにするための教育のあり方を考えていきます。
ヨーロッパ言語共通参照枠、Can-doリスト、複言語・複文化主義、学習指導要領、資質・能力主義ルーブリック評価、オンライン授業、LMS、メタ認知など、多くの視点から外国語教育を考えます。理論的な背景だけではなく、いかに授業に取り入れるのかも事例と一緒に提示しています。
はじめに
第1章変わる外国語教育・変える外国語教育
理論大学の外国語教育と新学習指導要領
1.1大学における外国語授業の問題点
Column第二外国語と「英語以外の外国語」
Column大学設置基準の大綱化による単位数削減
Column学習指導要領の改訂
1.2新学習指導要領とは
1.3逆向き設計
Column「授業時間外の学修」と「課題や試験のフィードバック方法」
実践資質・能力と逆向き設計から授業をデザインする
1.4逆向き設計による大学一年生選択必修外国語科目(中国語)のシラバスの例
1.5逆向き設計による大学一年生必修外国語科目(英語)のシラバスの例
1.6[参考]逆向き設計による高校一年生必修外国語科目(英語)の「指導と評価の計画」の例
1.7資質・能力論からの指導案
第2章評価可能なパフォーマンス
理論パフォーマンス評価38
2.1文法を詰め込むだけの授業はもうやめよう
2.2パフォーマンス課題と年間指導案
2.2.1「学習」の内容を「使う」ために
Column真正の評価論に基づく課題の設定
2.2.2パフォーマンス課題のオーセンティシティ
2.2.3パフォーマンス評価に含められるべきスキル
2.2.4年間の授業計画の中でのパフォーマンス評価の位置付け
2.3ルーブリック評価
2.3.1パフォーマンス課題をどう評価するか
2.3.2ルーブリックの作り方
Columnルーブリックを作るために
2.3.3学習のツールとしてのルーブリック
2.4パフォーマンス課題を可能にするアシスト
実践パフォーマンス課題とルーブリック
2.5大学初習中国語授業におけるパフォーマンス課題の例
2.6大学初習ドイツ語授業におけるパフォーマンス課題の例
2.7高校初習ドイツ語授業におけるパフォーマンス課題の例
第3章CEFRの複言語主義とメタ言語能力
理論複言語・複文化教育
3.1複言語・複文化教育の入口——CEFRを手がかりに
3.2複言語主義と多言語主義
3.3二重の単言語主義
3.4英語一辺倒ではならない
3.5日本の現状
3.6すべての言語・文化は等価である
3.7二つの複言語主義
3.7.1能力としての複言語
3.7.2価値としての複言語
3.8複言語主義を取り入れた授業
3.8.1同時にいくつもの言語を比較する
3.8.2一つの言語を学びながら他の言語に触れる
3.9第二外国語は初習か?
3.9.1英語による言語学習スキル・ストラテジーの獲得
3.9.2英語による言語意識の向上
3.10メタ言語能力
実践メタ言語能力を高める授業
3.11メタ言語能力を高める授業
3.11.1スペイン語世界の多様性
第4章アフターコロナの外国語授業
ColumnLMS
理論「やらされ」オンライン授業から、前向きな授業改善へ
4.1ラクをする技術
4.2まずLMSを活用する——逆向き設計・ルーブリックも活かす
4.3Web会議システムの使い道
Columnテディベア・プロジェクト
Column合理的配慮
4.4機械翻訳・オンライン辞書—メタ言語能力を養成する
4.5デジタル時代に紙の辞書を使い倒す
Column辞書引き学習
4.6「ラクをする技術」のその先へ
実践ちょっとICTを使ってみませんか?
4.7初級レベルの授業向け
4.8中級レベル以上の授業向け
第5章すぐに使える実践例
5.1自分のルーツの国・地方の言語・方言を韓国語で紹介する
5.2「絶滅危惧種の動物を救うために何ができるか」というテーマでフランス語のスピーチを行う
5.3対話の要素を加えた自己紹介の発展型課題
5.4海外の交流校の学生と中国語でオンライン交流を行う
5.5オンラインのさまざまなtips①Quizlet
5.6オンラインのさまざまなtips②Flipgrid
5.7オンラインのさまざまなtips③Padlet
5.8機械翻訳と地域研究吉川龍生171
参考文献一覧
索引
おわりに
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