刊行100年の2025年に

9人の論者がさまざまな視点から『グレート・ギャツビー』を読み解く

1925年に『グレート・ギャツビー』が刊行され、日本でも徐々に受容されてきた。9つの論考をとおして『グレート・ギャツビー』が長く読みつがれる魅力や時代背景、校正による内容の変遷など、深く、楽しく小説を読み解く鍵を見つけることができる。

長年、多くの読者を惹きつける小説を堪能するための手引きとなる1冊。

巻末には、原文のテキストについての解説や、翻訳をはじめ、日本で入手できる研究書、映画化作品を網羅した資料集、フィッツジェラルドの年譜、小説のあらすじ、研究メモなどを掲載している。

著者

杉野健太郎（すぎの けんたろう）

信州大学人文学部教授

浅川友幸（あさかわ ともゆき）

神奈川工科大学専任講師

浅羽 麗（あさば れい）

明治学院大学文学部専任講師

上岡伸雄（かみおか のぶお）

学習院大学文学部教授

諏訪部浩一（すわべ こういち）

東京大学人文社会系研究科准教授

竹内康浩（たけうち やすひろ）

北海道大学人文学研究科教授

野間正二（のま しょうじ）

元京都府立大学文学部教授

藤生真梨藻（ふじおい まりも）

東京大学大学院人文社会系研究科博士課程在籍

宮本陽一郎（みやもと よういちろう）

放送大学特任教授・筑波大学名誉教授

藤谷聖和（ふじたに せいわ）

龍谷大学名誉教授

森木順子（もりき じゅんこ）

信州大学非常勤講師