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学びをつなぐ小学校外国語教育のCLIL実践
「知りたい」「伝え合いたい」「考えたい」を育てる

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学びをつなぐ小学校外国語教育のCLIL実践
「知りたい」「伝え合いたい」「考えたい」を育てる

著者名
笹島 茂 編著 / 山野有紀 編著 / 磯部聡子 執筆 / 町田淳子 執筆 / 坂本ひとみ 執筆 / 滝沢麻由美 執筆 / 祁答院惠古 執筆 / 高野のぞみ 執筆 / 松浦好尚 執筆 / 大城戸玲子 執筆 / 蒲原順子 執筆 / 一柳啓子 執筆 / 宮田一士 執筆 / Heini Marja Pakula 執筆 / Wewer Taina 執筆
判型
B5判/並製
ページ数
202ページ
ISBN
978-4-384-05928-1 C1087
初版年月日
2019/05/25
定価
2,700円 (本体 2,500円+税)
ジャンル
専門書・研究書 > 語学 / 専門書・教育
言語
英語 > その他

小学校におけるCLIL(科目の内容と外国語教育を統合した学習)の実践例を掲載しています。フィンランドでの実践についても紹介。

実践例のなかに簡単な英語のフレーズや語彙も掲載しているので、安心して授業に臨んでいただけます。

新しい指導要領に対応。

目次

小学校における英語教育とCLIL
CLILとは
フィンランドの小学校のCLIL 実践に学ぶ
日本の小学校外国語教育におけるCLIL 教育実践
小学校外国語教育におけるCLIL 授業案とその展開
1『世界の動物たち』
図工、音楽、理科、社会、道徳と関連したCLIL 授業
2 『水の旅』
社会、理科、家庭科、国語と関連した国際理解教育としてのCLIL 授業
3 『福島県南相馬とトルコの子どもたちのビデオ交流プロジェクト』
国語、社会、理科、図工と関連したCLIL 授業
4 『エネルギー(ソーラーパワー)』
理科[ 主に]、図工、音楽、国語、算数、社会と関連したCLIL 授業
5『世界の小学校』
総合的な学習の時間、情報・図書、社会と関連したCLIL 授業
6 『立体を探そう!』
算数、図工、体育、社会と関連したCLIL 授業
7『世界と日本―オリンピック』
社会、総合的な学習の時間と関連したCLIL 授業
8 『アフリカに日本の未来がある』
社会、国語、家庭科、道徳、総合的な学習の時間と関連したCLIL 授業
9 『何の卵?』
理科と関連したCLIL 授業
10 『ヘルシーサンドイッチを作ろう』
家庭科、国語と関連しCLIL 授業
11“Welcome to Nikko.”
社会、国語、総合的な学習の時間と関連した国際理解教育としてのCLIL 授業
CLIL授業における評価について――すべての児童の学びをみとる評価の工夫

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著者紹介

笹島 茂(ササジマ シゲル)
山野 有紀(ヤマノ ユキ)
磯部 聡子( )
町田 淳子( )
坂本 ひとみ( )
滝沢 麻由美( )
祁答院 惠古( )
高野 のぞみ( )
松浦 好尚( )
大城戸 玲子( )
蒲原 順子( )
一柳 啓子( )
宮田 一士( )
Heini Marja Pakula( )
Wewer Taina ( )

著者/編集者コメント

小学校における英語教育とCLIL

 CLIL(Content and Language Integrated Learning: 内容と言語を統合した学習)と小学校教育はとても相性がよいとずっと思っていたので、小学校の先生がCLIL に関心を持つことは自然なことです。CLIL は、そもそも学ぶ内容とことば(英語と日本語)が統合される学習なので、小学校の多様な活動のなかではとても生きる教育です。さらに、CLIL は多言語多文化の意識を培うことも大切にしています。日本で行われている国際理解教育はCLIL の学習に重なります。たとえば、横浜市が推進している国際理解教育の実践(外国人講師(IUI: International Understanding Instructor)による「小学校国際理解教室」)はまさにCLIL と言ってもよいでしょう。すでにCLIL の素地が小学校教育にはあるのです。
 2020 年度から小学校にも正式に英語が教科として組み込まれます。すでに前倒しで多彩な英語活動が展開されています。韓国、台湾、中国でも2000 年初頭に急速に英語教育を導入しましたが、結局、現在は英語専科の教師を中心に教えるようになっているのが実態です。カリキュラム、シラバス、教材、教具、ネイティブスピーカーなど、教育環境が整備されたとしても、英語教育は決してうまくいくわけではありません。日々の児童の教育にかかわる教師の存在が最も大切です。その教師に中途半端なトレーニングや型にはまった授業を押し付けることは得策ではありません。
 日本の小学校教育および教師は、世界でもトップクラスです。本書で紹介されているCLIL 授業は、外国語活動の実践のなかで培われたノウハウが詰まっています。そこからさらに発展できる提案もなされています。しかし、CLIL は魔法ではありません。シンプルな学習であり教育です。ただし、日本のように日本語が中心で内向きの文化指向では、CLIL は多少わかりにくいのかもしれません。CLIL の目標は、学習内容を外国語(英語)でも思考しコミュニケーションできることです。そこでは当然、文化間(相互文化)コミュニケーション能力(ICC: Intercultural Communicative Competence)も育成されます。私は、CLIL を介してこのICC が教師と児童の双方に育成されることを期待しています。
 CLILは多様で柔軟です。その多面性があるからこそ、CLIL はとても魅力的なのです。「これがCLIL だ」というのは危険です。世界中のどこでも小学校教育ほど重要な教育はありません。世界は多言語多文化が基本になりつつあります。日本も実際そうなっています。そのことを意識すべきです。そこではCLIL の教育が必要です。本書にはそのエッセンスが多く提示されています。私自身は、CLIL によって言語学習観を変えることができました。CLIL は児童の何かを変えることができると信じています。