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ドイツ語「関口文法」へのいざない 第2巻
関口 ドイツ語主要前置詞辞典

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  • 書籍版

ドイツ語「関口文法」へのいざない 第2巻
関口 ドイツ語主要前置詞辞典

著者名
佐藤清昭 編・解説
判型
A5判/上製
ページ数
520ページ
ISBN
978-4-384-05987-8 C1084
初版年月日
2024/06/30
定価
5,280円 (本体 4,800円+税)
言語
ドイツ語 > 文法 / ドイツ語 > その他

「ドイツ語の前置詞」をより深く理解するための必読書

関口存男のほぼ全ての「著作」と(関口が三十年以上にわたって収集を続けた)「文例集」から、ドイツ語の前置詞についての記述を抽出し、読みやすく整理して、「辞典」という形にまとめました。「関口文法」特有の概念のうち、重要なものを解説し、その参照すべき箇所も指示してあります。

「表現するための文法」である関口文法が、前置詞の意味類型を鋭く分類し、適切に命名して、個々の意味類型の内容に深い洞察をもって切り込んでいく「迫力」を実感することができます。

本書は、ドイツ語の全ての前置詞と全ての意味類型を取り上げているわけではありませんが、「主要な」前置詞と「主要な」意味類型の詳細な説明により、ドイツ語を理解し、発信する人々にとって、重要な道しるべの一冊となっています。

目次

「目次」の前に  
本辞典の利用に当たって  
準備的考察(佐藤清昭:関口存男の前置詞研究について)
前置詞辞典 I
 an
 anの本質
 ① 具体的接触を示すan,外側に向かって加えられる動作を示すan
 ② 部分的処理完成のan
 ③ 着力点のan,把捉肢節のan
 ④ 「宛てる」のan
 ⑤ 「……に当たって砕ける」など
 ⑥ 位置を示すan
 ⑦ 当面過程のan
 ⑧ 拠点のan
 ⑨ 験証のan
 ⑩ 識別点のan
 ⑪ 見地のan
  ⑪-1 比較見地のan,評価見地のan
  ⑪-2 異変肢節のan
 ⑫ 享受・受益のan
 ⑬ 仕打ちのan
 ⑭ 性質のan,具有性のan
 ⑮ 同一視のan(Identitäts-an)
 ⑯ 内容挙述のan
 ⑰ 挫折の直接原因となる外界の威力を指すan
 ⑱「およそ」のan(展張限度のan)
 auf
 ① 途上のauf
 ② 警戒態勢のauf
 ③ 間柄のauf
 ④ 吟味する際の見地(着眼点)のauf
 ⑤ 異変肢節のauf
 「展張」という考え方
 ⑥ 展張方向のauf
  ⑥-1 予想期間(未来の期間)のauf
  ⑥-2 期間のauf
  ⑥-3 予想時点(未来の時点)のauf
  ⑥-4 時点のauf
 ⑦ 展張限度のauf
  ⑦-1 詳しさの[bis]auf
  ⑦-2 極端さの[bis]auf
  ⑦-3 除外のbis auf
  ⑦-4 副詞の絶対最高級のauf
 ⑧ 襲いかかりのauf
 ⑨ 用向きを指すauf,出動の目的を指すauf
 ⑩ ねらう目標のauf
 ⑪ 限度のauf
 ⑫ 働きかけのauf
 ⑬ 即応のauf
 ⑭ 行動の出立点・立脚点・前提・基礎・根拠を指すauf
 ⑮ 執着のauf
 ⑯ 軽蔑の対象のauf
 ⑰ 移行・到着のauf
 ⑱ 結果のauf
 ⑲ 場所のauf,公開的な場所のauf
 ⑳ 島,半島,星の世界などのauf
 ㉑ 割り当てのauf,比率単位を表現するauf
 ㉒ 距離のauf
 ㉓ 制限のauf
 ㉔ 基礎のauf
 ㉕ 通路のauf
 ㉖ 線上のauf
 ㉗ 楽器などのauf
 aus
 ① 動機のaus
 ② 因由のaus
 ③ 構成要素のaus
 ④ 認識の出所を指すaus
 ⑤ 手段などの出所を指すaus
 ⑥ 出所,出身,由来のaus
 außer
 bei
 beiの基本的な意味
 ① 場合のbei
 ② 従事過程のbei
 ③ 同時過程のbei
 ④ 着力点のbei,把捉肢節のbei
 ⑤ 所有のbei
 ⑥ 詳しさを強調するためのbei
 ⑦ およそのbei
 ⑧ 見地のbei
 ⑨ 臨場のbei
 ⑩ bleibenのbei
 論理関係の表現
 (1)beiで表現できる「並立関係」
 (2)beiで表現できる「相反関係」
 (3)beiで表現できる「仮定」
 (4)beiで表現できる「原因」
 bis
 bisの用法について
 ① 展張限度のbis auf
 ② 展張限度のbis in
 ③ 限度のbis zu,程度誇張のbis zu
 durch
 ① 手段のdurch
 ② 仲介,媒介のdurch
 ③ 受動文において元来の能動主語を言い表わすdurch
 für
 ① 利害関係のfür
 ② 用途のfür
 ③ 賛成のfür
 ④ 予想期間を表わすfür
 ⑤ 予想時点を表わすfür
 ⑥ als(「として」)と同じfür
 ⑦ 比率単位を表現するfür
 ⑧ 同語を対立させるfür(「逐一」)
 ⑨「……に引き換えて」のfür
 ⑩「何人分,いくばく分(金額)」のfür
 ⑪「まず……のところは(時間的)」のfür
 ⑫「……に関しては;……の場合は」のfür
 ⑬「……にしては」のfür
 ⑭「……に向けて」のfür
 ⑮ 命名用のfür
 gegen
 ①「およそ」のgegen
 ②「……ごろ」のgegen(時間的以前)
 ③ 空間的原意(「……に向かって」)のgegen
 ④「……に対して」のgegen
 ⑤「……に比べて」のgegen
 ⑥ 反対・不利のgegen
 ⑦ 対抗・敵対の gegen
 halber
 in
 ① 同一視のin(Identitäts-in)
 ② 従事方面のin,活動領域のin
 ③ 見地のin
 ④ 局限化のin(「見地の in」の一種)
 ⑤ 進行過程のin
 ⑥ 附帯描写のin,性格描写のin
 ⑦ 結果[挙述]のin
 ⑧ 転化終結のin
 ⑨ 展張方向のin
 ⑩ 激突急停止のin(「展張方向の in」の一種)
 ⑪ 傾向のin,趨向のin(「展張方向の in」の一種)
 ⑫ 経過遷延のin(「展張方向の in」の一種)
 ⑬ 展張限度の[bis] in
 ⑭ 着用・装身のin
 ⑮ 配量のin
 ⑯ 帰依信奉のin
 ⑰ 占拠領有のin
 ⑱ 用件のin
 ⑲ 様式的手段のin
 ⑳ 現場のin
 ㉑ 範囲・分野のin
 ㉒ Resignations-in[あきらめの in]
 ㉓ 分解・分析のin
 ㉔ 盲目的没入・信用・放任のin
 ㉕ 関係を表現するin
 論理関係の表現
 (1)inで表現できる「相反・認容関係 」
 (2)inで表現できる「仮定」
 (3)inで表現できる「因由」
 infolge
 mit
 mitの基本的な意味
 ① 附帯描写のmit
 ② 反発のmit
 ③ 保有描写のmit
 ④ 従事対象のmit
 ⑤ 同時過程の mit:
 (1) 即時開始的
 (2) 比例的
 ⑥ 相手のmit
 ⑦ 当事局部のmit
 ⑧ 手段(Instrumentalis 具格,助格)のmit
 ⑨ 主体を表わすmit,伏在主語のmit
 ⑩ 客体を表わすmit
 ⑪ 結果のmit
 ⑫ 言説引用のmit
 ⑬「……と一致する」,「……と比較する」のmit
 ⑭ 転化終結のmit
 ⑮ 後に残す,条件のmit
 ⑯「批評の副詞句」を作るmit
 ⑰ inneres Objekt(内面的補足語)を表現するmit
 論理関係の表現
 (1)mitで表現できる「相反関係」
 (2)mitで表現できる「仮定」
 (3)mitで表現できる「因由」
 nach
 ① 終了過程のnach
 ② 準拠のnach
 ③ 見地の nach
 ④ 獲得・探究の対象のnach
 ⑤「なんだかこう……みたいな」のnach
 ⑥「……通りに,……に従って」のnach
 ⑦「……の単位で」のnach
 ⑧ 最高度のnach
 論理関係の表現
 (1)nachで表現できる「相反・認容関係」
 (2)nach で表現できる「仮定」
 (3)nach で表現できる「因由」
 ohne
 pro
 über
 ① 経過相同時過程のüber
 ② 原因のüber
 ③「……後に」のüber(予想時点)
 ④ 間投的über
 ⑤ 同語を対立させて「多数」を強調するüber
 ⑥「……をずーっと通って(渡って)」のüber
 ⑦「……を越えたところに(在る)」のüber
 ⑧「……を飛び越えて」のüber
 ⑨ 被覆(「おおいかぶせる」)のüber
 ⑩「うずくまる」姿勢一般のüber
 ⑪「全表面に拡がる」のüber
 ⑫ 運命一下のüber
 ⑬ 支配のüber
 um
 umの原意
 ① 獲得目標のum
 ② 問題・関心の中心を指すum
 ③ 因由のum
 ④ 差のum
 ⑤ 同語を対立させる um(「一つひとつ入れ替わって」)
 ⑥ 報復のum
 ⑦ 代償(引き換え)のum
 ⑧「およそ」のum
 ⑨「失う,奪う」対象のum
 ⑩ 回避のum
 ⑪ 伏在主語のum
 ⑫ zu不定句とともに(um ...... zu ......)
  - 目的の表現(「……するために」)
  - 断り書き的挿入句(「……であるが」),仮定的挿入句(「仮に……するとすれば)
  - 仮定的認容の否定(「たとえ……ではないにしても」)
  - 齟齬の強調的結合(「しかも」)
  - 判断の根拠であると同時に事実上の結果(「……であるなんてよほど」)
  - genugとともに(「……するに充分なだけ」)
  -「感嘆のzum + 不定形名詞」を「um ...... zu不定句」で表現
 unter
 ① 同時動作のunter
 ② 支配事態のunter,重圧的影響を意味するunter
 ③ 偽装韜晦のunter
 ④ 形態様相のunter
 ⑤ 包摂のunter(Subsumptions-Unter)
 ⑥ 英amongと同意のunter
 unterと動作名詞
 von
 vonの元来の意味
 ① 部分化のvon(Partitivのvon)
 ② 内容挙述のvon
 ③ 同一視のvon(Identitäts-von)
 ④ 責任の所在を指すvon
 ⑤ 見地のvon
 ⑥ 形容のvon,性質のvon
 ⑦ 原因由来のvon
 ⑧ 充溢的内容を指すvon
 ⑨ 能動主体(Agens)を指すvon
 ⑩「離れる」のvon
 vor
 ① 圧倒的原因・動機を指すvor
 ② 挫折の直接原因となる外界の威力を指すvor
 ③ 警戒のvor
 wegen
 ① 因由・目的のwegen
 ② 用件のwegen
 zu
 zuの基本的な意味
 ① 連関的所属のzu
 ② 附属対立のzu
 ③ 意見のzu
 ④ 結果[挙述]のzu
 ⑤ als(「として」)と同じzu
 ⑥ 目的のzu
 ⑦ 程度誇張のzu
 ⑧ 感嘆のzu
 ⑨「或る動作の結果として起こる感じ」のzu
 ⑩ zu 不定句一般の略形としての「zum + 不定形名詞」
 ⑪「zu + 形容詞・副詞」,「形容詞・副詞 + genug」とともに用いられる「zu + 動作名詞」
 ⑫ 空間的関係を無視したzu
 ⑬ fürと同意のzu
 ⑭ 傾向のzu
 ⑮ 空間的接近のzu
 ⑯ 対人関係のzu
 ⑰ 時の副詞規定のzu
 ⑱ 予想時点のzu
 ⑲ 町名・市名のzu
 ⑳ 貴族のzu
 ㉑ 屋号のzu
 ㉒ 数規定のzu)
 ㉓ 副詞の最高級 zu ......st
 zwischen
  同語を対立させるzwischen(「一概に……とは言えない」)
INTERMEZZO 関口存男の言葉
 1.「本を引き」ながら「辞書を読む」
 2.「何がどうのこうの」というmit
 3.「部分」を表現するan,in,von
 4. am Morgen / am Tag / am Mittag / am Abend と in der Nacht — ドイツ語特有の「時間関係の表現に用いる an」—
 5. von ...... sprechen「Aを=B呼ばわりする」
 6.「述語文全体」,「客語文全体」を表現する von ...... sprechen
 7. 動詞の「前置詞支配」と「四格支配
 8.迂言前置詞
前置詞辞典 II(詳論)
 an
 ① 具体的接触を示すan,外側に向かって加えられる動作を示すan
 ② 部分的処理完成のan
 ③ 着力点のan,把捉肢節のan
 ④ 「宛てる」のan
 ⑥ 位置を示すan
 ⑦ 当面過程のan
 ⑧ 拠点のan
 ⑨ 験証のan
 ⑬ 仕打ちのan
 ⑭ 性質のan,具有性のan.......
 ⑮ 同一視のan(Identitäts-an)
 ⑯ 内容挙述のan
 ⑱「およそ」のan(展張限度のan)
 auf
 ① 途上のauf
 ⑥ 展張方向のauf
  ⑥-1 予想期間(未来の期間)のauf
  ⑥-3 予想時点(未来の時点)のauf
  ⑥-4 時点のauf
 ⑦ 展張限度のauf
  ⑦-3 除外の bis auf
  ⑦-4 副詞の絶対最高級のauf
 ⑨ 用向きを指すauf,出動の目的を指すauf
 ⑩ ねらう目標のauf
 ⑬ 即応のauf
 ㉑ 割り当てのauf,比率単位を表現するauf
 aus
 ① 動機のaus
 bei
 ① 場合のbei
 ② 従事過程のbei
 ③ 同時過程のbei
 ④ 着力点のbei,把捉肢節のbei
 ⑤ 所有のbei
 ⑥ 詳しさを強調するためのbei
 論理関係の表現
 (2)beiで表現できる「相反関係」
 (3)beiで表現できる「仮定」
 (4)beiで表現できる「原因」
 für
 ② 用途のfür
 ④ 予想期間を表わすfür
 ⑥ als(「として」)と同じfür
 ⑧ 同語を対立させるfür(「逐一」)
 gegen
 ①「およそ」のgegen
 halber
 in
 ① 同一視のin(Identitäts-in)
 ② 従事方面のin,活動領域のin
 ③ 見地のin
 ④ 局限化のin
 ⑤ 進行過程のin
 ⑥ 附帯描写のin,性格描写のin
 ⑦ 結果[挙述]のin
 ⑧ 転化終結のin
 ⑨ 展張方向のin
 ⑩ 激突急停止のin
 ⑪ 傾向のin,趨向のin
 ⑫ 経過遷延のin
 ⑬ 展張限度の [bis] in
 ⑭ 着用・装身のin
 ⑰ 占拠領有のin
 ㉕ 関係を表現するin
 mit
 ① 附帯描写のmit
 ② 反発のmit
 ③ 保有描写のmit
 ④ 従事対象のmit
 ⑤ 同時過程のmit
 ⑥ 相手のmit
 ⑦ 当事局部のmit
 ⑧ 手段(Instrumentalis 具格,助格)のmit
 ⑨ 主体を表わすmit,伏在主語のmit
 ⑩ 客体を表わすmit
 ⑯「批評の副詞句」を作るmit
 ⑰ inneres Objekt(内面的補足語)を表現するmit
 nach
 ① 終了過程のnach
 ③ 見地のnach
 ④ 獲得・探究の対象のnach
 論理関係の表現
 (3)nachで表現できる「因由」
 ohne
 pro
 über
 ① 経過相同時過程のüber
 ② 原因のüber
 ③「……後に」のüber(予想時点)
 ④ 間投的über
 ⑤ 同語を対立させて「多数」を強調するüber
 um
 ④ 差のum
 ⑤ 同語を対立させるum(「一つひとつ入れ替わって」)
 ⑥ 報復のum
 ⑪ 伏在主語のum
 ⑫ zu不定句とともに(um ...... zu ......)
  - 目的の表現(「……するために」)
  - 断り書き的挿入句(「……であるが」),仮定的挿入句(「仮に……するとすれば」)
 unter
 ① 同時動作のunter
 ② 支配事態のunter,重圧的影響を意味するunter
 ③ 偽装韜晦のunter
 von
 ① 部分化のvon(Partitivのvon)
 ② 内容挙述のvon
 ③ 同一視のvon(Identitäts-von)
 ④ 責任の所在を指すvon
 ⑤ 見地のvon
 ⑥ 形容のvon,性質のvon
 ⑦ 原因由来のvon
 ⑧ 充溢的内容を指すvon
 ⑨ 能動主体(Agens)を指すvon
 vor
 ① 圧倒的原因・動機を指すvor
 ② 挫折の直接原因となる外界の威力を指すvor
 ③ 警戒のvor
 wegen
 ① 因由・目的のwegen
 zu
 ② 附属対立のzu
 ③ 意見のzu
 ④ 結果[挙述]のzu
 ⑤ als(「として」)と同じzu
 ⑥ 目的のzu
 ⑦ 程度誇張のzu
 ⑧ 感嘆のzu
 ⑨「或る動作の結果として起こる感じ」のzu
 ⑩ zu 不定句一般の略形としての「zum + 不定形名詞」
 zwischen
 同語を対立させるzwischen(「一概に……とは言えない」)
「参照」はどの版から?
あとがき
 謝辞
 『意味形態を中心とするドイツ語前置詞の研究』,「序」から
 『「関口文法へのいざない」(全3巻)の目指すところ
附録
 『「関口文法」へのいざない』,第1巻『関口存男の言葉』目次

読者レビュー

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著者紹介

佐藤 清昭(サトウ キヨアキ)
1948年 東京に生まれる
1973年 立教大学文学部ドイツ文学科を卒業
同年 立教大学大学院文学研究科修士課程に入学。在学中に文部省(当時)の外郭団体「日本国際教育協会」より奨学金を得て,ドイツ・テュービンゲン大学に留学。エウジェニオ・コセリウ,江沢建之助両氏のもとで一般言語学・ドイツ語学を専攻
1980年 立教大学大学院文学研究科修士課程を修了
1985年 ドイツ・テュービンゲン大学 一般言語学科 エウジェニオ・コセリウ教授のもとで博士号取得
国立大学法人 浜松医科大学 名誉教授
著書
”Der Artikel bei T. Sekiguchi. Die Bedeutungsform Grammatik als Grammatik des Sprechens“(Tübingen: Narr)
『中級へのドイツ語 ベル:気まぐれな客たち』(後に『ドイツ語の小説を読む1 ベル:気まぐれな客たち』に改題)(三修社) 
『ドイツの小説を読む ベル:ある若き王様の思い出』(後に『ドイツ語の小説を読む2 ベル:ある若き王様の思い出』に改題)(三修社) 
『アクセス独和辞典』(共著,三修社)
『関口存男の言葉』(三修社)(=『ドイツ語「関口文法」へのいざない』,第1 巻)
論文
「関口存男と意味内容の一元論的区別」 
「従来の『文法授業』の正当性 ─ 言語通常態論からのアプローチ ─」
「関口存男における前置詞研究 ─ 意味形態の普遍性 ─」
"Über den Gegenstand der Bedeutungsform-Grammatik von Tsugio Sekiguchi"
"Zum Begriff der Dritten Bedeutungsform bei Sekiguchi"
"Die Erforschung des Konjunktivs bei T. Sekiguchi. ─ Ein Beispiel der synthetischen Grammatik des Deutschen ─"
"Universelle Bedeutungsformen und die synthetische Grammatik des Deutschen ─ Sekiguchis Präpositionsstudien"

著者/編集者コメント

本辞典の利用に当たって(一部抜粋)

1.本辞典の構成
本書の構成は以下の様になっています。読者の皆さんはそれぞれの興味にしたがって,お読みください:
準備的考察:佐藤清昭:関口存男の前置詞研究について
前置詞辞典 I:前置詞の意味類型の提示と説明
INTERMEZZO:「幕間」として,前置詞についての関口氏の随筆ほかを転載
前置詞辞典 II(詳論):「前置詞辞典 I」での説明をさらに深く議論したい方,より多くの例文を知りたい方のための詳論

2.「主要」前置詞辞典とは?ー 万能の前置詞辞典か?
本書は題名として,『前置詞辞典』の前に「主要」という文字が入っています。
その理由は,本書が
(A)ドイツ語のすべての前置詞を扱っているわけではなく,
(B)個々の前置詞の意味類型も,全てを挙げているとは限らない
からです。
そのようなわけで,本書は『前置詞辞典』と銘打ってありながら,これ一冊あれば,初心者から上級者までが便利に使いこなせる万能辞典というわけではありません。「初歩的な意味類型と説明」は,他の優れた辞書と参考書にお任せします。
本書では,(「前置詞は如何にして研究すべきか」という問題を提起する)関口氏が,(1)各前置詞の意味類型をいかに分類するか,(2)その意味類型をどのように命名したか,そして(3)個々の意味類型にいかなる洞察をもって切り込んでいったか,という諸点に注目していただければと思います。

3.全体の「非統一性」について
本書は,すでに述べた通り,関口氏の(ほとんど全ての)著作に述べられている「前置詞についての記述」を整理してまとめたものです。引用した著作は,初級者を対象とした『独逸語大講座』(1931)に始まり,高度に学問的な『冠詞』(1960/61/62)に至ります。そして本来は私的な資料である「文例集」にも文例と説明を求めました。
その際に心がけたことは,関口氏のその時その時の語り口に「限りなく近づける」ことでした。したがって本巻は,内容的にも(つまり難易度の点でも),形式的にも,「統一性の薄いもの」になっています。あらかじめご了承ください。

4.正書法について
本書では,正書法は,「引用文」の場合は「旧正書法」(つまりそれぞれの著者が書いた通りの書法)とし,それ以外はすべて「新正書法」を採用しました。

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