第24号 特集:作家とその妻/夫
本書は、日本におけるフォークナー研究の活性化と国際化のために、日本ウィリアム・フォークナー協会が毎年一回刊行している研究誌です。特に毎号の特集テーマについて、日本国内はじめ、広くアジア諸国および世界の研究者にも原稿を依頼し、翻訳・掲載しています。
日本ウィリアム・フォークナー協会では、本書に対応する英語版インターネット・ジャーナル The William Faulkner Journal of Japan on the Internet を刊行しています。
【巻頭エッセイ】
ジェイムズ屋がフォークナーを読んだら●水野尚之
【特集:作家とその妻/夫】
旅するホーソーン夫妻 ―創作と家庭の相克●城戸光世
サムとリヴィ、「マーク・トウェイン」とエルマイラ●後藤和彦
フォークナーとエステル ―フィクションを介した愛●相田洋明
プラスとヒューズの「探求」 ―『エアリアル』にたどり着くまで●梶原照子
【アメリカ作家と〈南部〉】
「国際小説家」が南部と出会うとき ―ヘンリー・ジェイムズの再建期●小島尚人
【南部文学クラブ】
ユードーラ・ウェルティの『靴鳥』 ―「矛盾」を隠す挿絵●太田直子
アフリカ系アメリカ版『風と共に去りぬ』 ―マーガレット・ウォーカーの『ジュビリー』●山下昇
【書評】
藤平育子/渡邉真理子/生駒久美/ハーン小路恭子/松永京子/奥田暁代/本村浩二/金澤哲/鎌田禎子/田中敬子/銅堂恵美子
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