三修社 SANSHUSHA

MENU

言語一覧

  • TOP
  • ぼくたちの外国語学部

ぼくたちの外国語学部

  • ぼくたちの外国語学部
  • 書籍版

ぼくたちの外国語学部

著者名
黒田龍之助
判型
四六判/仮フランス装
ページ数
264ページ
ISBN
978-4-384-09646-0 C0080
初版年月日
2013/03/30
定価
1,760円 (本体 1,600円+税)
ジャンル
専門書・教育
《外国語を学ぶとはどういうことか》
これから「外国語」の話をしよう。
外国語学部とは何か、外国語学部生とはどういう大学生か、そもそも現代日本にとって外国語とは何か。

世間には、外国語学習を推奨する一方で、それだけではダメだという考えが根強い。外国語はできて当たり前。それに加えてコンピュータとか、あとはなんだかよく分からない資格をあれこれ取って、はじめて社会に有用な人間となる。就職難の昨今、外国語だけでは自分を売り込むセールスポイントにならないというわけだ。そういう観点からすれば、外国語なんて就職活動のときに自らを飾るアクセサリーの一つにすぎない。
そう考えるから、外国語しか学べない外国語学部は人気がない。
だが、本当にそうなのだろうか。

…本書はいろいろな読み方ができる。単なる大学生の日常を描写したエッセイとも読めるし、外国語学部論にも読める。どう捉えようが、それは読者が判断することである。ただ、何か情報を得ようとか、知識を増やそうと考えて読んだ人は、肩すかしをくらうことになる。それはわたしの著書すべてにいえることだろう。読書に実用を求めることが嫌いなのだ。(本文より)

読者レビュー

  • amazonamazon
  • 7net7net
  • booklogbooklog

著者紹介

黒田 龍之助(クロダ リュウノスケ)
1964年、東京生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒業。東京大学大学院修了。スラヴ語学専攻。現在、神田外語大学特任教授、神戸市外国語大学客員教授。

主要著書
『初級ロシア語文法』『初級ウクライナ語文法』『ぼくたちの英語』(以上、三修社)、『ニューエクスプレス プラス ロシア語』『ロシア語のかたち[ワイド版]』『ロシア語のしくみ』『寝るまえ5分の外国語』『寄り道ふらふら外国語』『ことばはフラフラ変わる』『つばさ君のウクライナ語』『もっとにぎやかな外国語の世界[白水Uブックス]』(以上、白水社)、『羊皮紙に眠る文字たち』『外国語の水曜日』『ロシア語の余白』『チェコ語の隙間』『ロシア語だけの青春 ミールに通った日々』(以上、現代書館)、『ウクライナ語基礎1500語』『ベラルーシ語基礎1500語』(以上、大学書林)、『はじめての言語学』(講談社現代新書)、『大学生からの文章表現』(ちくま新書)、『外国語をはじめる前に』(ちくまプリマー新書)、『ポケットに外国語を』『その他の外国語エトセトラ』『世界のことばアイウエオ』(ちくま文庫)、『語学はやり直せる!』(角川oneテーマ21)、『外国語を学ぶための言語学の考え方』(中公新書)、『物語を忘れた外国語』(新潮社)